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恵比寿麦酒記念館



サッポロビールの麦酒記念館は、恵比寿ガーデンプレイスのなかにある。ここはサッポロビールの東京工場跡地だから、まさにうってつけの場所だ。入場料が無料なのもうれしいが、展示コースの最終地点“テイスティング・ラウンジ”はビール愛好者にとっては魅力的な穴場といえる。ただし、そこに行くには、記念館をぐるっと回らなければならない。一回りするのにかかる時間は、どのくらいビールを欲しているかによるが、10分から1時間の間だろう。

展示コースはまず“恵比寿メモリアム”から始まる。ここには、昔の醸造器具、史実を示す写真、1880年代以降のビールラベルなどが展示されている。壁に掲示された大判の図表を見ると、札幌麦酒が他2社と合併して大日本麦酒となり、戦後、過度経済力集中排除法の適用を受けて日本麦酒となった(のちに、社名をサッポロビールと改名)経緯がわかる。戦後、進駐軍の占領下では、この醸造所は連合軍のためにビールを供給する協力工場に指定された。展示されている進駐軍用ビールのラベルにはこんな文句が書かれている。

ビール
連合軍専用
非課税
空き瓶は返却してください。
瓶がなくなると、ビールの供給量もぐんと少なくなります。
大日本麦酒醸造株式会社

これならどんなデポジット制度より空き瓶の返却率が高くなるのは間違いない。

つぎの展示室は広告ポスターのギャラリーになっていて、ビール広告の歴史をかいま見ることができる。ここには昔のサッポロビールのコマーシャルを放映するテレビモニターも置いてある。展示コースは、醸造工程、ビールの歴史を紹介する展示室へと続く。ミニシアターでは、ビールのおとぎ話を3D放映していて、子ども連れには喜ばれそう。ほとんどの大人は、短い階段を降りて、さっさとテイスティング・ラウンジへ直行するだろうが。

ここでは、小さめのグラスビールがたったの200円。400円出せば、サッポロビールの限定醸造ビール(居酒屋ではめったにお目にかかれない)が4種類試飲できる。最近私が試したのはサッポロ版ケルシュ、ヴァイス、ヴァイツェン、エール。ギネス・スタウト(サッポロビールが輸入元)やソフトドリンクも用意されている。

恵比寿麦酒記念館

03-5423-7255
恵比寿4-20-1

恵比寿ガーデンプレイスの駅側エントランスから入り、左手に進み、三越デパートを過ぎて、右折し、階段を降りる。記念館入り口は左手にある。大きな缶ビールの標識が目印。
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営業時間:10:00-17:00 定休日:なし

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