シリンゴル
電話: 03-5978-3837
営業時間:6-9:45pm (LO) 定休日:なし
: 日曜日営業
シリンゴルのような店の存在は、大都市に住むたくさんのメリットの一つといえる。東京には、こぢんまりした気取らない“エスニック”レストランが繁華街から離れたところにひっそりと建っていて、遠い異国の本格的な料理を彼らなりの方法で提供してくれる。文化を運ぶ大使さながらに。シリンゴルのように料理が最高だと、よけいに嬉しくなる。
巣鴨駅(山手線/三田線)からさっさと歩いて6分ほど、シリンゴルは静かな住宅街にある。喫茶店を改造したようなつくりの店で、もったいぶっておらず魅力的な雰囲気がある。壁には伝統的なモンゴルの絵がいくつか飾ってあり、スパイス瓶、紅茶用具、楽器、木彫りの馬、ぬいぐるみの馬、ミニチュアの弓矢、チーズセット、風変わりな形の帽子などの小物が所狭しと並んでいる。席に着くと、非常にクリーミーで、少し塩味のする、バターのような風味のモンゴル風ミルクティーを出してくれる。
料理メニューには、スパイシーなシシカバブ(ショルラッグ: 3本で\1,000)、こくのあるラムと野菜のシチュー(ホイツアイ)、ガーリックの利いたラムの蒸し饅頭(ボーズ)、シャブシャブなど、羊肉料理が主である。冷たい前菜には、ガーリックの利いたスパイシーな豆腐の冷菜(\500)や同じくガーリックが利いてスパイシーなジャガイモの冷菜(\500)などがある。ドリンクメニューには、モンゴルのウォッカ、アイラグと呼ばれるピリッとした発酵牛乳、ビールなど。毎晩8時から伝統的なモンゴル音楽のライヴショーがあり、カセットやCDも売っている。
by Robb Satterwhite