欧風カレーレストラン。ブラジルのイージーリスニング・ミュージックが流れる店内は、やや広めのカフェと言った雰囲気。2〜3種類の具をミックスしたカレーがこの店の入門編としては最適だろう。今回オーダーしたのは、ナス、チキン、ビーフ（1,400円）の組み合わせ。カレーソースは、スパイスが効いておりコクがあるが、全体的な風味は甘口。赤身のビーフはとても柔らかい食感だ。ナスは、ありきたりの肉類を使ったカレーの箸休め的な役割を果たしているように思われたので、オプションとしてお勧め。

十三やはこぢんまりした気さくな串焼きの店で、上等の鶏肉を使ったやきとりと珍しい銘酒（向いの老舗酒屋、神田和泉屋から仕入れている）が揃っています。よく吟味された最高級の素材を使用しており、キュウリとニンジンとキャベツのもろみ味噌や肉詰レンコンのようなシンプルな料理さえ、他の店とは一味も二味も違います。よく冷えた枝豆など、お通しにも細かい気配りが感じられ、また、料理が運ばれてくる間隔もタイミングよく、一品ずつ心ゆくまで味わうことができます。日本酒の種類はとくに多くはありませんが、奥が深く、地酒が数種類と黒板に書かれた毎月のスペシャルが5、6種類あります。焼酎のリストは別になっています。

創業1830年、アンコウ鍋の老舗。（アンコウは9月から4月まで。）予算はランチで3000円、ディナータイムで8000円。（夏季は土曜休業。）

東京の伝統的割烹料理店。120年前から受け継がれた鳥なべは絶品。座敷で日本酒を飲みながらくつろいでいる間に、目の前に用意された火鉢で鶏肉をじっくり煮込んでくれる。夕食は6000円くらい。待つのを覚悟なら、客の合間に入れてくれるが、予約した方がよい。